子供を泳げるようにしてあげたい、と思う親御さんは多いだろう。
やるなら早めに始めた方がいいと思うし、近くのスポーツセンターでやってる集団指導に預ければいいのかな?
ママ友たちも預けて集団指導にする人も多いみたいだし、それでいいか。
こんな風に考えてはいないだろうか。
確かに、集団指導はある程度の質で指導してくれるであろうし、他の人たちも入れているから問題ないだろう。
しかしながら、成長率で考えるのであれば圧倒的に個人指導に軍配が上がる。
特に、水慣れというプールになれる再初期の段階こそ、個人レッスンにした方がいい場合が多いのだ。
今回は、水泳の個人レッスンについてメリット・デメリットを記述していく。
個人レッスンの3つのメリット
まずは、メリットについて3つ書いていく。
後ほど、デメリットも書くので、そちらも同時に参考にしてほしい。
メリット①:性格によった指導法の変更ができる
水慣れ、となると対象の子供の年齢は3~6歳の幼児期である場合が多いであろう。
この時期というのはしっかりと自我が芽生えてきているころであり、自分の意見をそれなりにしっかりと持っていることが多い。
しかし、同時に自分の感情や欲望その他もろもろを制御する訓練の途中でもある。
そのため、扱いが大変な子もたまにいる。
成長の一環であるため、仕方のないことではあるが、集団指導との相性が悪いことは火を見るよりも明らかだ。
ある一人または二人の子のために指導法や指導の進度を変化させるわけにはいかない。
すると、たまたま集団指導との相性が悪かっただけで「泳げない子」と感じさせられてしまうかもしれないのだ。
ただ、個人指導であれば、その辺は柔軟に対応できる。
中には、保育士の資格などを持っている人もいるため、子供の扱いがうますぎて驚かされることもある。
性格によった指導方法の変更ができるのは人によってはとても大きなメリットであると言える。
メリット②:時間の都合がつけやすい
「この時間にこのプール集合、何時間練習して解散で!」
という、自分と子供に都合のいい時間と場所で指導を受けることができるのも大きなメリットだろう。
集団指導だとそうはいかない。
毎週同じ時間、同じ場所に行かなければならないからだ。
プール以外にも習い事をやらせたい気持ちは当然あるはずで、親側も毎週同じ時間にスケジュールの空きを作らなければならないというのはかなりのストレスだ。
「毎週は無理だけど2週に1度なら」とか、「夏休みのこの1週間だけ集中して教えてほしい」とか、このような願いにも柔軟に対応できるのが個人指導の魅力だ。
メリット③:合わない先生を継続しなくていい
当然ながら、子供も人間なので相性の良しあしがある。
集団にうまくなじめる子であっても、あの先生だけは受け付けていない、というのももちろん発生するだろう。
しかし、集団指導では、該当の段階が終わるまでずっとその先生だ。
ビジネス的に変えることはできない。
しかしながら、個人指導であれば、「合わないな」と感じたら次回から違う先生にお願いすればいいのだ。
先生側も、この子とは合わないなと感じたら予約を受けないということも可能だ。
そのため、2回目以降のミスマッチが起こりにくい。
見落としがちではあるが、先生を変えられるというのはとても大きなメリットであると私自身は感じている。
個人レッスンの3つのデメリット
もちろん、集団指導がそうであるように、個人指導もいいことばかりではない。
デメリットも存在することを認識して、集団か個人かというのを判断してほしい。
デメリット①:集団に比べて値段が高い
一番気になるのは値段であろう。
大方の予想通り、集団に比べるとかなり高く感じるのではなかろうか。
集団指導が週1回で5000円~7000円/月くらいが相場ではあるが、個人指導であると3000円/時間が平均的な相場である。
個人指導の場合は、指導料だけでなく、プール利用費・先生の交通費もこちら持ちであることが多い。
なので、1時間の指導で4000円、2時間の指導で7000円くらいかかると考えられる。
ただ、集団の費用が安すぎる気もする。
体操教室や書道教室に入れるとなれば、1.5倍くらい(8000円~10000円/月)はかかるのではないであろうか?
そのように他の習い事と比較すると、個人指導の値段はそれほど高いとは思われない人もいるだろう。
(もちろん、家計の状況にもよるが)
そのうえ、指導効果が集団とは段違いに高いので、値段相応であるともいえる。
まあ、お金に関してはそれぞれの価値観であるので、高いか低いかは判断に任せることとする。
デメリット②:講師の力量の差が大きい
これは集団指導であっても言えることではあるが、めちゃくちゃひどいということは少ないだろう。
個人指導の場合は、ひどい人は本当にひどい。
目的なく練習をさせて、できなかったら強めに怒って、やる気をなくさせて「全然だめですね~」と他人事。
特に、初めだからと言って値段の安い人を選んでしまうと、その確率がぐんと上がる。
派遣するほうにとっても、登録したばかりの人に高い給料を払うわけにはいかないので、必然的に安い人は玉石混交なのだ。
もちろん、安くて上手な人もいるのだが、プロフィールだけでそれを見抜くのは至難の業であろう。
少し値段高めの人で様子を見て、どんな人だったら外れにくいのかという審美眼をつけてから安い人に頼むという戦法をお勧めする。
デメリット③:個人指導可能なプールが近くにない場合がある
法律的な問題になってくるので、我々個人の力ではどうにもならないことではあるのだが、個人指導が禁止されているプールや地域がたまにあるということがデメリットの3つ目だ。
理由はわからないのだが、徹底的に個人指導をする人を拒否しているというプールがある。
もちろん、プール内のルールで「個人指導はご遠慮ください」と書いてあっても、あまりにもあからさまに指導行為をしなければ特におとがめなしというところも多いのも事実ではある。
ただ、実際に行ってみないと個人指導が可能かどうかはわからないのだ。
特に、プールについていざ泳ごうと思ったら注意されるなんてことは避けたいものである。
プールのホームページに書いてあれば避けることはできるのであるが、たいていはそんな記述は存在しない。
難しい問題である。
ちなみに、私のこのサイトにまとめてあるプールは、私が実際に行って指導行為が公認or黙認されている場所を「個人指導可能」タグで振り分けているので参考にしてほしい。
まとめ
私個人としての意見は、もちろん個人指導でやったほうが効果が高いと思っている。
特に水への慣れはじめは、個人指導のほうがいいだろう。
ある程度泳げるようになってから、集団指導に変更するというのがベストだと思う。
以上で挙げたメリット・デメリットを鑑みて判断をしてほしい。
参考になれば幸いである。
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