水が苦手な状態から泳げるようになるまで~蹴伸び練習編~

ノウハウ
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水が苦手な状態から、クロールを25メートル泳げるようになるまでについて、連載記事を書いております。

今回は、蹴伸びの練習編です。

蹴伸びは、あらゆる泳ぎの基本中の基本です。
ここをテキトーに行ってしまうと、「泳ぐ」ということに対するコツのようなものがつかめずに泳げない状態が続いていくと考えています。

蹴伸びをするうえで、できてほしい要点は3つあります。

①壁を両足でけること
②壁を蹴った後に、完璧なストリームラインを作れること
③目標の場所まで姿勢を維持し、呼吸を我慢できること

この3つです。

この3つができるようになるための練習方法、プールの選び方も書いていきたいと思いますので、最後まで読んでください。

以前の記事はこちらを参考にしてください
お家でできる水慣れ方法編
プールに慣れよう編
練習への準備編
蹴伸び練習編
バタ足練習編
ボビング練習編
息なしクロールの練習編
息継ぎありクロール練習編

プールの選び方

プールで遊ぶという目的の場合は、どのようなプールでもいいと思うのですが、練習をさせたいとなると話は変わってきます。

練習しやすいプールと練習しにくいプールが存在するのです。

混雑度について

当たり前ですが、混雑していると練習どころではありません。

周りの人にぶつからないことを注意していなければならないし、周りの子が練習の邪魔にならないポジショニングをとることも大切です。

そのうえで、練習をしなければならないのでかなり大変ではあります。

なので、混雑していない場所・混雑していない時間を選ぶ必要があります。

理想を言ってしまえば、平日の昼~夕方が一番人がいない時間帯です。

多くの大人が働いている時間であり、子供も学校や保育園から帰宅するくらいの時間だからです。

夏でもない限り、学校の後にプールに行こうとする子供は少ないので、ねらい目なのです。

ですが、親が連れていく場合は難しいですよね。(個人レッスンを頼めば別です。)

週末に親が連れていくとすると、日曜日の開店直後がおすすめです。

というのも、多くのプールは土曜日に中学生以下無料にしており、それを狙った人がたくさん訪れるからです。
開店直後というのも穴です。10時開店であっても、直後となると空いていることが多いです。

もちろんですが、7月~8月は夏休みでなくても例外なので覚えておいてください。

以上を勘案すると、秋から春の間で日曜の開店直後というのがねらい目であると言えます。

プールの種類

水深60センチから水深80センチくらいの四角い形の幼児用プールがある場所を選びましょう。

たまに、ひょうたん型とか丸形とかあるのですが、練習に全く適さないのでやめたほうが良いです。

また、幼児用プールがなければ絶対にダメなのかと言われれば、そんなことはありませんがあったほうがいいことは確かです。

足が届かないところで練習するには蹴伸びの技術のほかに必要な技術が増えるため、純粋に蹴伸びの練習をさせたいのであれば、幼児用プールがある場所を選ぶべきだと思います。

このブログ内でも、幼児用プールのある所を紹介しているので、探してみてください。

練習の方法

適切なプールに行くことができたら、さっそく練習を行ってみましょう。

蹴伸びの練習もステップバイステップです。

少しずつできることを増やしていきましょう。

両足で壁を蹴る練習

両足で壁を蹴るには、上半身は蹴伸びの姿勢を作り、下半身は壁を蹴るために膝を曲げて準備をした状態で浮かばなければなりません。

意外と複雑な動きです。

特に、膝を曲げた状態で浮かぶのが難しいようなので、そこを重点的に行いましょう。

①蹴伸びの姿勢で浮かぶ練習をする
②蹴伸びの姿勢で壁を蹴るために膝を曲げてみる
③②の状態で3秒キープできるか試してみる
④実際に壁の前で構えてみて、壁を蹴ってみる
⑤初めは弱くしか蹴れないと思うので、強くけれるように練習する

壁を蹴った後に完璧なストリームラインを作れるようにする練習

壁を蹴った後は、姿勢が崩れてしまいがちです。

原因はいくつかありますが最も多いのは、目線が前を向いてしまっていることです。

対策として、おへそを見てもらうようにするとよいです。

そのように意識させると、自然と目線が下がり、きれいなストリームラインを作ることができます。

目標の場所まで姿勢を維持する練習

あとは、呼吸と姿勢をどれだけ維持できるかというところにかかってきます。

初めのほうはそれほど苦しくなくても、少し苦しくなると立ち上がってしまいます。

なので、「ここまでは頑張って!」という目標を作ってあげましょう。

初めは、3メートルくらいが目安です。

3メートルであればできる子が多いと思うので、徐々に距離を伸ばしていき、最終的に5メートルくらいまで距離が延ばせれば上出来です。

3メートルできれば、蹴伸びとしては完成なので、5メートルまでの練習は日を改めて行ってもいいかもしれません。

基本が身につけられた

蹴伸びができれば、基礎の基礎はできたといってよいでしょう。

次からはようやく、泳ぎにつながる練習について書いていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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