【水慣れ】泳げない子と泳げる子の違いはなにか?水慣れの方法教えます。

コラム
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あの子はすぐに水に慣れて泳げるようになったのに、うちの子は全く泳げるようになる気配がない…

それどころか、いまだに水に子を付けることすら嫌がる…

こんな風に思うことありますよね。

同じ人間であるはずなのに、なぜこんなにも水に対する順応度合いが異なるのでしょうか。
キーワードはただ一つ。【恐怖心】です。

人間は訓練しないと泳げない生き物

そもそもの前提ですが、人間は訓練をしないと泳げるようにはならない生物です。

つまり、泳げないことのほうが普通です。

そのため、水に対する恐怖感というのはほぼ全員が多少なりとも持っています。

なかなか泳げるようにならない子、というのは単にこの恐怖心がほかの子よりも大きいだけなのです。

では、この恐怖心の原因は何なのでしょうか。

恐怖心の原因①ー溺れるかもしれない不安

原因の1つ目であり、最も根本的なものです。

溺れたことがない子であっても、溺れることへの恐怖心はなぜか持っています。

恐怖心を押し殺して、水に潜ってみようとすると、パニックになってしまい水を飲みこんで余計に恐怖心を強化するということもよくあります。

対策

このような子は、いきなりプールに入るのではなく、お風呂のシャワーで練習することが先です。
たいていの場合、シャワーが顔にかかることすら嫌がります。

風呂は毎日入ると思いますので、遊び感覚で少しずつ顔にシャワーをかけていき、シャワー程度なら全く問題ないくらいまで反復することが重要です。

あとは、子供の腰くらいまでの幼児用プールに入り、水面を思いきりたたく遊びも有効です。

水面をたたくと水が大量に跳ねるので、自然と顔にかかります。
遊びに熱中していくうちに、多少の水は気にならなくなったらこっちのものです。

風呂で小さな水鉄砲で遊ぶのもいいでしょう。

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恐怖心の原因②ー支えがないこと

原因の2つ目は支えがないことです。

地面に立っているときは、重力によって地面に押し付けられているため、2本の足でしっかりと立つことができ、比較的安定しています。
風が吹いてきても、バランスが崩れるということはほとんどありません。

一方で水中はどうでしょうか。

胸のあたりまで水があると、浮力の関係でつま先立ちになります。不安定です。
さらには、水が揺らぐと体もそれにつられて揺れます。不安定です。

そこに溺れるかもしれない恐怖心があったらどうでしょうか。
壁から離れたくなくなります。

対策

安定性を手に入れる、というよりも不安定でも大丈夫だと思わせるほうがいいです。

そのため、浮き輪は水に入る助けにはなるものの、思いきり安定したものなのであまり水慣れとしてはお勧めできません。

同じ浮き具でもお勧めなのはやはりアームヘルパーです。

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水への浮遊感はありつつも、無茶な使い方をしない限り溺れることはないです。

不安定感に慣れる、という意味ではこちらのほうがおすすめです。

慣れてきたら、少しずつヘルパーのない時間を作ってあげるといいと思います。

恐怖心の原因③ー水を誤飲してしまう

恐怖心①②が克服できた後に壁になってくるのが、③です。

当たり前ですが、水中では呼吸をすることはできません。

息を止めねばならない、ということを意識しすぎると苦しくなってきたときに息を吸ってしまう子が多くいます。
すると、水を誤飲してしまい、苦しくてまたそれが恐怖心にかわるのです。

対策

水中では息を吐く、ということを体に覚えさせましょう。

詳しやり方は以下の記事に書いてあるので参考にしてください。

まとめ

子供が泳げない、という場合においては技術論や教え方というよりも以前に、子供の水に対する恐怖心が一番大きな原因です。

恐怖心を和らげるためには、親からの働き掛けも重要な要素の一つです。

気長に水に慣れるまで、一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。

成長してくれば、恐怖心も薄れてくるかもしれません。

プールが嫌いにならなければそれで十分だと思います。

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