筆者は普段、都内で個人指導をしている身です。
主に、水が苦手な子供を対象に、水慣れから四泳法を教えるくらいまでをやっています。
ある程度泳げるようになるまでは、個人指導をお勧めしています。
子供ごとのペースで、練習を進めることができるし、何より直接形を指導してくれる時間が長いので、身につくのも早いです。
以下の記事で、より詳しく個人指導のメリットデメリットを解説しています。
しかしながら、ある程度泳げるようになってきたら集団指導のほうが効率よく練習できます。
今回は、その理由3つについて話していきたいと思います。
理由①:量を泳ぐ必要がある
ある程度泳げるようになってきたら、より疲れずに、より速く泳げるようになるために量を泳ぐ必要が出てきます。
量を泳ぐとなると、同じレーンを泳ぐ人たちでレベルがそろっている必要がありますが、個人指導ではその部分に介入はできません。
また、個人指導で量を泳がせようと思うと、目玉である直接指導の時間が減ってしまうことになります。
個人指導と量をこなすことを同時に達成することは難しいのです。
理由②:人と泳ぐことで我慢強くなる
「泳げる」から「速く泳げる」にレベルアップする過程では、ある程度の我慢強さ・辛抱強さが必要です。
少し、体を動かすのがつらい…
という瞬間があっても、そこを乗り越えなければ速くなれないことも多いのです。
一人だと、乗り越えるのはきついです。
相当な精神力の強さが求められます。
ですが、多くの人が同じ練習をしていれば、自然と我慢しなければという気持ちもわいてきます。
自然と我慢強くなることができるため、集団のほうが速くなりやすいのです。
理由③:人の泳ぎを観察できる
集団で練習することによって、自分より少し速く泳げる人、少し遅い人、二つのタイプの泳ぎを見ることができます。
自分と同じくらいのレベルの人の泳ぎを見ることができるというのは、個人指導を受けている状態ではあまり経験することはありません。
同じくらいの速さであるということは、泳ぎの完成度としても同じくらいのはずなので、直すべき部分と、伸ばしていくべき部分がなんとなくわかるようになるのです。
まとめ
以上3つの理由で、同じくらいのレベルの人たちとともに、集団指導を受けることは「速く泳げるようになる」ことを目指している段階においては、効率が良いことが分かっていただけたかと思います。
このくらいになったら、個人指導はフォームの確認のためなどで使用し、集団指導のほうに注力するのが良いです。
量を泳がなければいけない期間は、仲間とともに泳いでみてください!
お勧めします。
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