水泳部の楽しみ方。長期目標を立てよう!

水泳部 コラム
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中学・高校・大学に入って、水泳部に入った人も多いかと思います。
今までは、習い事の一つとしてしかやっていなかった水泳が、急に部活として毎日やるものになったとき、戸惑う人も出てくるかと思います。

なんで水泳やってるんだっけ。

今まではやらされでやっていた水泳が急に楽しくなることはまずありません。
だからと言ってほかのスポーツを始めるのもなんか違うでしょう。

そう思う人のために、水泳部をどのように楽しんだらいいのかを考えてみました。

楽しむためのポイントは長期目標を持つこと

一般的にスポーツが楽しくなるのは、目標を達成できた時です。

水泳でもそれは変わりません。

団体スポーツであれば、みんなで「思い描いたプレーをする」それ自体が目標にもなり得ます。

ただし、水泳は基本的には個人スポーツなので、達成すべき具体的な目標が必要です。

具体的な目標とは以下の3つです。

①県大会・全国大会などの上位大会に出場すること
②入賞すること
③目標タイムを達成すること

それぞれどのような目標なのか、より細かい目標の立て方/達成までの道筋を説明していきます。

①県大会・全国大会などの上位大会に出場すること

個人的な感覚として、県大会出場くらいであれば3つ挙げた中で一番簡単な目標です。

初心者であっても、3年間真面目に活動すれば達成できます。

なぜかというと、誰かに勝たなければいけないわけではなく、基準タイムがあってそれを超えれば誰でも出れるからです。

そして、その基準というのもそれほどタイトなものではありません。
もちろん、花形種目である50mや100mの自由形となれば人が集まり過ぎて競技の進行が妨げられることを防ぐために、少しきつい制限が設けられています。

一方で、200mバタフライや400m個人メドレーなど泳ぎ切るだけでもかなり負担になる種目に関しては、ある程度基準は緩いです。

つまり、「県大会に出る」という目標を達成するためなのであれば、このような種目をチョイスするのが良いかと思います。

では、実際に目標を達成するためのステップを考えていきましょう。

ステップ1:種目を選択する

まずは種目の選択です。
基本的には、200m背泳ぎ、200mバタフライ、400m個人メドレーこの3つの中から選ぶことになります。

これらの種目は人気度が低く、さらには泳ぎ切るのもきついという地獄の種目だからです。
ただし、人気がないということはそれだけレベルもある程度満足すればいいことになるのです。

おすすめは200mバタフライです。

ステップ2:練習メニューを考える

次は実際に県大会に出るための練習です。
中学生くらいだと、顧問の先生がメニューを考えているかとおもいますので、メニューは自分なりにアレンジする必要があります。

勝手にアレンジすると怒り出す先生もいるので、一言だけでも相談しましょう。
「先生!私は大会で200mバタフライに出たいので、練習の一部をバタフライに変えてもいいですか」
みたいな感じで。

で、アレンジの仕方ですが簡単です。
クロールで指定されている部分の半分をバタフライにしてしまいましょう。

はじめはものすごくきついです。
バタフライなんてものは長時間泳ぐものではないので。(笑)

あとはレベルによって必要なメニューも変わってきます。
自分で作っていて、どのようなメニューを作ったらよいかわからないという場合には教えますのでtwitterのDMからお願いします。

もちろん、この記事のコメントでも構いません。

ステップ3:練習の成果を実感する

実際に200mバタフライで大会に出てみましょう。

練習と試合では空気間の違いから疲労の仕方も違います。
慣れるという意味でも、出れる大会はすべて200mバタフライで出る気持ちでいる方がいいです。

また、大抵の場合県大会への切符は一発勝負なので、そこでミスらないためにも慣れておく方がいいでしょう。

さらに、しっかり練習していれば大会に出るたびにタイムが縮まっていくかと思います。

県大会のタイムに届かなくても、少しずつ目標が近づいていることを実感してみてください。

テンションを上げるために形から入ってみるのもおすすめです。
バタフライの人にはアシックスのトップインパクトのシリーズがおすすめですよ。

②入賞すること

県大会に出場することと作戦といいチョイスする種目といい似ていますが、もう少し緻密な作戦立てが必要になってきますし、初心者が目指すには少し難しいかもしれません。

ここは、実力はもちろんですが運が多少絡んできます。

というのも、8位まで入賞なので人数が8人であれば自動的に入賞ということもあり得るからです。
(まず滅多に起こりませんが)

ターゲットとなる種目は、1500m自由形、400m自由形、400m個人メドレー、200mバタフライです。

ねらい目はもちろん、1500m自由形

この種目に出る人は、1500m専門にしていて馬鹿みたいに速い人かもしくは、あなたと同じようにどんな種目でもいいから入賞したい人のどちらかです。

中途半端な速さの人は出てきません。

では、ステップを考えていきましょう。

ステップ1:メニュー作成者に相談

1500mを泳ごうとすると、通常のメニューではとてもではないですが練習量が足りません。

なので、メニュー作成者と相談して増量してもらうか、もしくは自分で作ってしまいましょう。

メニューの作り方に関しては以下の記事に書いてあるので参考にしてもらうか、コメント・TwitterのDMで質問してくれればいいです。

長距離の練習をしたいときの考え方は単純で、指定されたメニューの距離を2倍にしてサイクルをマイナス10~20秒すればいいだけです。(本数はいい感じに減らしてください)
そして最終的にトータルの距離が1.3倍~1.5倍くらいになればいいかと思います。

泳ぎこみの時期はこれをやっていれば問題ないかと思います。

ステップ2:練習で1500mを連続で泳いでみる

意外とやらないのが、これ。

冷静に考えればぶっつけ本番で1500mに耐えられるわけがありません。
どのくらいのペースで泳ぐとどのくらいきついのかは経験しないとわからないです。

ただ、最初の一回目を試合でやってしまうのはあまりにももったいないです。

なので、時間を作ってもらって1回は必ず練習でタイムを狙って泳いでみましょう

絶対ですよ。

ステップ3:ペース配分を考える

一度泳いでみるとわかるかと思いますが、ペース配分を考えないと終盤とんでもない気分で泳ぐことになります。

永遠に終わらない何かをやらされている、そんな気持ちになるはずです。

そうならないためにも作戦を立てる必要があります。
自分がどれくらいのペースであれば泳ぎ続けることができるのか。

練習をしていればその感覚がだんだんとわかってきます。
なので、その連続で泳げるであろうタイムを少しずつ縮めていくことを練習では意識するとよいと思います。

③目標タイムを達成すること

これは、正直①、②と平行してできるものであるし、並行でやるべきであると個人的には考えています。

例えば、どのような目標か。

自由形で50mを30秒切る、100mを1分切る。

このくらいの明確で単純な目標がいいです。

この基準を作ると、チームメイトと目標を共有できるというのも利点の一つとしてあります。

チームメイトと目標を共有できると、練習の中での意識が変わっていき、全体の雰囲気が良くなって結果的に質の高い練習ができることにつながります。

個人スポーツとはいえ、仲間と高めあうというのはいかんともしがたい楽しさがあります。

ぜひ③の目標を立てて、みんなで超えていけるようにするのはどうでしょうか。

まとめ

何かを楽しむためには、何を目指してやっているのかということが明確になっていることが好ましいです。

目標の立て方はいろいろありますが、今回の記事が参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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