平泳ぎの初学者は「カエル足」と言って、足を大きく開くようにして水を蹴ることを習います。
これは、教えやすく習得してもらいやすい動きであるためです。
しかしながら、速く泳ぐという目的ができたとき、このキックでは不十分です。
平泳ぎは4泳法の中で最も水の抵抗をなくさなければならない泳ぎであるためです。
カエル足よりも抵抗が少ないウィップキックというものについて記述していきます。
いつできたのか
ウィップキックがいつ開発されたのか、ということは定かではありませんが、北島康介選手がオリンピックでメダルを取った時にやっていたのがこのキックという話から、まだまだ歴史は浅いものであることが分かります。
北島康介選手以前の選手はカエル足をどれだけ強力にするかということについて、追及してきました。
ただ、日本人の多くは体格で勝てないことから如何にほかの部分で勝つかということを考えた末、ウィップキックが考案されたようです。
その結果、他の種目ではメダリストが少なかったものの、平泳ぎといえば日本といわれるまでになりました。
どのようなキックなのか
ウィップキックの最大の特徴は、膝を開かないようにすることです。
膝を開かないので、抵抗が少なくなりますが、その分足をひきつけにくく、力を入れにくくなります。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14191783924
ヤフー知恵袋の画像があまりにもわかりやすかったので、お借りしました。
練習方法
ウィップキックをしたいと思っているということは、ある程度は平泳ぎを泳げると思います。
ウィップキックは膝を開かないようにすることが重要なので、マルチビートをまたに挟みながら平泳ぎのキックを練習するようにするとよいです。
初めのうちは、足の間から飛び出してきてしまうと思いますが、根気強く続けて練習してあげてください。
キックのみの練習でできるようになったら、次はスイムの練習の時に挟んで行ってみましょう。
上達してくると、挟んでも挟んでいなくてもそれほどタイムが変化しなくなります!
まとめ:大事なのは手との連動
ウィップキックをマスターできそうでしょうか?
練習あるのみといったところですが、キックを習得して満足してはいけません。
もっと早くなるためには、次は手と足の連動度を高めていかなければならないのです。
かなり難しい練習になりますが、そちらについても別記事でまとめようと思います。
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